糖尿病について
糖尿病とは?
血糖値が高い状態が続く病気です。
ごはんやパンなどを食べると身体の中で消化・吸収され、ブドウ糖になり血液中に入ります。血液中のブドウ糖の量(血糖値)が高くなると、通常であればすい臓から分泌されるインスリンというホルモンによってエネルギーに変えられ、血糖値がちょうど良い範囲にコントロールされます。
ところが、食べすぎ、飲みすぎ、運動不足、肥満や遺伝などにより、インスリンの分泌障害や働きの低下が起こると血糖値が高い状態が続き、糖尿病を発病してしまうのです。
血糖値が高い状態が続くと、自覚症状がない間にも血管は傷つき、将来的に腎臓病や、失明、足の切断などのより重い病気(慢性合併症)を引き起こしかねません!!
糖尿病はなぜ危険?
日本人の4人に1人は糖尿病か、その予備軍と言われています。しかし、血糖値が高くても自覚症状はないため、気づかないか、気づいても放置されているケースは少なくありません。
そのため、治療をせず放置していると知らぬ間に重症化し、合併症を引き起こすことが大きな問題となるのです。
糖尿病のリスク因子は?
糖尿病は生活習慣病の代表的なものであり、食べすぎ、飲みすぎ、運動不足などの望ましくない生活習慣がその発病に大きく関わります。
加えて、肥満や高血圧、脂質異常症なども糖尿病を発症・悪化させます。なかでも、肥満になるとインスリンの働きが低下し、血糖値が上がりやすくなってしまうので注意が必要です。
糖尿病のリスク因子
・食べすぎ ・飲みすぎ ・運動不足 ・喫煙 ・ストレス
・肥満 ・高血圧 ・脂質異常症 ・遺伝的要因 など
糖尿病を予防するために
まずは下の3つの健康習慣を、今日から実践してみましょう!
- ①1日3食、規則正しく食べる
食事を抜いたり、食事と食事の間が短すぎると、血糖のコントロールが難しくなります。 - ②食べすぎ・飲みすぎに注意
どんなに栄養バランスに気をつかっても、量が多ければ血糖値は上がってしまいます。 - ③こまめに身体を動かす
ウォーキングなどの有酸素運動は、血糖値を下げる効果があります。
あわせてこちらのパンフレットもご覧ください
R3年度版 糖尿病重症化予防事業パンフレット「STOP!糖尿病の重症化」
R4年度版 糖尿病重症化予防事業パンフレット「健診で血糖値が高かったあなたへ」
R5年度版 糖尿病重症化予防事業パンフレット「重要なお知らせです!」
厚生労働省作成パンフレット「糖尿病の治療を放置した働き盛りの今」
糖尿病の初期は自覚症状がほとんどありません。早期に発見・予防するためにも毎年かならず健診を受診しましょう!